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2008年12月

2008年12月28日 (日)

雑誌「エスクァイア 2月号」で図録を発見!

先日本屋で雑誌「エスクァイア2月号」をめくっていたら偶然鈴木の今回のオランダ・ドイツ展の図録「Kiyoshi Suzuki Soul and Soul 1969-1999」をみつけました。

2月号の特集は、ズバリ“見せたい本棚の作り方。”著名な作家や写真家、アートディレクターなどの自宅や事務所の本棚を紹介する特集です。その中に企画の一つとしてエスクァイア編集部のライブラリーを実際にプロの空間デザイナーやブックディレクターの指導の下、活きた空間として再生させる「ライブラリーのエディット」という企画がありました。元々多くの資料や蔵書があった編集部のライブラリーですが、今回新しく増補する115冊の中の一冊に鈴木清の図録がありました。見慣れた図録の表紙が突然目の前に現れたのでびっくりです。

完成した新生編集部ライブラリーでは、図録が面出しでディスプレイされていて嬉しかったと同時に、この図録が単なる写真展の記録本にとどまらず、写真に興味がある人、デザインに興味がある人、本が好きな人、いろんな興味を持つ方の感性に響く本になったのではと思えたことです。そしてそんなブックデザインをしてくれたオランダのスタッフに改めて感謝です。

本棚といえば、鈴木のアトリエ“愚々庵gu-guan”も創作の場であり、また多くの蔵書がありました。そこは国内外の写真集にとどまらず、小説、詩集、哲学、画集と様々な本が床が抜けてしまうぐらいに、所狭しと並んでいました。そんな空間で過ごす父は本当にいつも楽しそうでした。時には私たち家族もそこから本を借りたり、家族の会話であることがテーマに上がるとそれならこの本を読むといい、と本のアドバイスをしてくれたこともありました。

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右の写真の下の棚には志賀直哉全集が・・・

また、鈴木清はいつかは若い人たちにそのアトリエを“愚々庵文庫”として開放したいと考えていました。その場では若い人たちが写真だけではない、いろいろな分野、世界から感性を吸収し広げていってほしい、そんなスペースにしたいと考えていたようです。この“愚々庵文庫”については、改めてご紹介したいと思っています。

忙しい日常の中、しばらく忘れていた鈴木清の“夢”を思い出すことができた雑誌の特集でした。

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2008年12月10日 (水)

ハンブルグ帰国編

ハンブルグから戻ってきて、そろそろ1週間が経とうとしています。

写真を見返すと、あらためて素晴らしい写真展だったと思わずため息が・・・。

そうえいば、ドイツ展のDMを紹介していないことに気がつきました。

実は今回のギャラリーでは2つの写真展が同時開催だったので、DMも2つの写真展を兼ねたものになっています。もう一つの写真展は。「maloney, meyerowitz, shore, sternfeld」という4名の写真家の写真展で、「new color photography der 1970er jahre」タイトルです。1970年代のランドスケープを中心としたカラーの作品でした。

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左がkiyoshi suzuki 「soul and soul1969-1999」右がmaloney, meyerowitz, shore, sternfeld 「new color photography der 1970er jahre」

A4サイズです。写真だとよくわからないかもしれませんが、中央にミシン目が入っていて切り離すことができます。裏はそれぞれの概要とレセプション招待が記されています。

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「soul and soul1969-1999」のアップ。「天幕の街」には未掲載のコラージュです。ポスターにも使われていました。

最初は2つの写真展が同じギャラリーの中で展開されるのはどなん感じなんだろうか、と思っていました。でも、鈴木清はモノクロが中心ですし、双方まったく個性が違うこと、会場が広く空間的な余裕があったこともあって、場としてはなかなかいい融合でした。ギャラリーに来て下さった方には、2つの写真展を楽しめてもらえたのではないでしょうか。

展示で使っているスペースとしては、鈴木清のほうが断然大きく、広大なギャラリーの7割位を使っていました。ちなみに、DeichtorhallenのHPによると面積は約6,000㎡とありました。1辺が75mとして、25mプールが3倍?なんて考えるといかに広いかご想像いただけますでしょうか。さすが、もと花と野菜の市場だけありますね。

作品点数としてはオランダ展より約10点ぐらい増えていますが、広さは圧倒的に今回のほうが広いので、いかにレイアウトが伸び伸びと”遊んでいた”のかおわかりいただけるのではないでしょうか。

だからといってオランダ展がきゅうくつな感じがあったか、というと全くそんなことはなく、オランダ展でも「余白の遊び」の素晴らしさに感動したのを今でも覚えています。結局、広さに関係なく、その場の雰囲気、特徴を活かしたレイアウトをその都度創造できるセンスがあるということなのですね。

ということで、ちょうどインビテーションカードもご紹介できたので、改めて会場にご招待したいと思います。会場の様子を一部ではありますが、HPにアップしました。ぜひ、鈴木清ワールドをご覧下さい。

http://homepage3.nifty.com/kiyoshi-suzuki/gallery2.html

これからもブログでは、少しずつですが写真展の反響などもご紹介したいと思っています。それでは、また。

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