ついに閉幕
2008年5月6日 雨の日に
1週間延期になったオランダ個展もついに5月4日に幕を閉じました。今思えば、初めから終わりまでハプニング続きでした。図録がオープンニング当日に出来上がり、その図録が「Photobook」賞にノミネート、思いがけない会期の延長など・・・。
そして、この素晴らしい個展のレイアウトを手がけてくれたマルコ(彼自身も写真家であり、すばらしいアーティストです。)からメールが届きました。
・・・Today it rained in Groningen as we took Kiyoshi's works from the walls of the gallery.・・・
レイアウトはもちろんですが、最後まで彼らの手で作品を扱ってくれたことになんともいいようのない嬉しさがこみ上げてきました。最後まで、作品に対する思いやりとリスペクトがあったのだと思います。そして、これが彼らのやり方なのですね。正直、額の取り外しは業者さんがやるのかな、などと思っていただけに・・・嬉しさ倍増です!
そういえば、ギャラリーに和風の雑記帳を置かしてもらったのですが、和風ノートに筆ペンというのが面白がってくれたのかもしれませんが、みんな予想以上にいろいろ書き込んでくれたようです。友達のM夫妻がオランダへ写真展をみに行ってくれた際に、写真を撮ってきてくれました。
Photo by M
雑記帳には、「・・・Really pure and sensitive ,beautiful!」というメッセージが。 とても嬉しいメッセージです。
今後の展開がどうなるかわかりませんが、まずは図録のノミネートの結果に注目です!
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コメント
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ブログにも登場するM夫妻の奥さん(ようこさん)が、オランダ個展の感想をくださいましたので、ご紹介させていただきます。(この雑記帳の写真を撮ってきてくださった方です)
『初めて訪れたオランダ、しかもグローニンゲンというドイツに程近い地で開催された写真展。日本人の私たちが異国のしかも、パリやアムステルダムではなく日本人なんていそうにもないところで、日本人の写真家の作品を見るのはどんな気持ちだろうと思ってた。
(略)
ギャラリーは街のシンボルともいえる教会の前にある。展示されている写真は違和感がなくギャラリーに、街に溶け込むようだ。
写真は何処で撮ったのか、誰を撮ったのか、何故付けまつ毛を撮ったのかなどという撮影の背景を探る気持ちはわかず、ただ作品をじっと見ていた。
セルフポートレートもいくつかあるのだが、自己満足が感じられずおちゃめに感じられる。展示の仕方も凝っているのだが自然で、今は亡き鈴木清さんが指示しながらというより、水平秤(?)を持ちながら設営したようだった。
図録の評判もとてもよいとのことだが、是非日本でも巡回して欲しい。もし日本で開催されるのならどんなギャラリーが良いのだろう。』
Yさん、ありがとうございました。オランダの空間で写真展をみてもらえてうれしいです。また、機会がありましたらぜひ見てもらいらいです。
投稿: ようこさん | 2008年5月20日 (火) 00時29分